英語学習

海外出張・海外旅行で英語に困らないための簡単な英語学習方法

英語圏(ネパール・フィリピン)の赴任が約4年弱、英語を仕事で使って20年以上、海外出張は40回以上の経験から、海外出張や海外旅行で困らないための英語対策をまとめてみました。

海外で日本語が通じなくなっている

バブル崩壊から日本の経済が後退して海外でもなかなか日本語が通じにくくなってます。

金の切れ目が円の切れ目です。日本人の経済力は過去の遺物です。物価もかなり安いですし。

アジア人で英語が苦手な3大勢力(中国人、日本人、韓国人)の中で経済発展が著しい中国語ができる観光業者がどんどん増えています。

相変わらず日本では英語が苦手な方が多いです。巷では日本人は英語を読めるけれど喋れないとか英作文はできるけど喋れないとか言ってる方が多いですが都市伝説です。

ある程度の大学を卒業している方でも英語力が限りなきゼロに近い方が多いです。

文部科学省では、公立学校の英語教員の目標点数がTOEIC730・英検準一級とかなり低レベルに設定しています。その低レベルな目標を達成している中学英語教員は3割、高校の英語教員は6割と完全に日本の公立学校の英語教育は終わっています。

公務員を解雇するのは難しいのはわかりますし、無能力な英語教員にも家族があるのも重々承知していますが、税金の無駄遣いですから、英検準1級・TOEIC730未満もとれずに教員にへばりついてるカスは全員解雇すべきです。

英語の能力が低くても指導力があるとか屁理屈をこねてもTOEIC730・英検準一級に満たない人間は生業として英語を教える資格はないです。

公立学校の英語の教員のレベル目標が英検準1級・TOEIC730

指導者として教育できるレベルではない

達成度 

高校の英語教員62.2%→約4割が英検準1級・TOEIC730未満
中学校の英語教員32.0%→約7割が英検準1級・TOEIC730未満

出典 平成28年度「英語教育実施状況調査」(中学・高等学校関係)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/04/07/1384236_01_1.pdf

前置きが長くなりましたが、公立学校の英語教員のレベルが以上に低く、学習した環境があまりにも劣悪ことも、日本人が英語ができない原因の一つです。ご安心ください。文句を言ってもしょうがないので、簡単に英語を使うことができるノウハウをお話しします。

今までの経験から、海外出張・海外旅行で使う英語のパターンをざくっと3つに分類しました。英語はコミュニケーションの手段です。自分を理解してもらい、相手のことを理解するということから、分類してみました。

1) 自己紹介など初めてあった方との会話
2) ホテルのチェックイン、レストランでの食事など典型的な会話
3) 仕事での会話

あまりにも大雑把ですが、こんん感じで分類して、自分なりに「想定問答集」を作ります。他にもたくさんあるのかもしてませんが、最も重要なことにチカラを投資します。大学受験でも日本史を勉強された方はわかると思いますが、大化の改新とか弥生時代とか一生懸命勉強するよりも配点が高い近現代史や資料問題にチカラを入れた方が効率的に点数雨をゲットできます。

英語も同じです。まず、自分が普段日本語で喋っていることを英語でできるようにします。野球に興味がない方は日本語でも野球の話はしませんし、当然英語でも野球に関する話題はインプットする必要はありません。(こう言うと必ず反論する心配性の天邪鬼がいますが回れ右してください。)

想定問題集の作成

自作の会話集(=想定問題集)を作るのがベストなのですが、自己紹介やレストランでの食事など典型的な会話はガイドブックなどのパターンをそのまま丸暗記でも良いです。

ガイドブックを丸暗記する時でも、例えば、「ステーキはミディアムレアにしてください。」とか、自分の好みに合わせた例文を追加することで、ガイドブックのパターンを自分向けにカスタマイズすることができます。

僕がフィリピンに赴任した時は、地球の歩き方フィリピンの会話集を覚えましたが、文法も全く知らない状態でも、それだけでかなりの会話ができました。

3) 仕事での会話については、実際の出張の業務を頭の中でシミュレーションして、会話のやり取りを考えます。時間があれば、日本語で作成後、英語に翻訳します。特に、忘れそうな単語や重要な言い回しはしっかりとメモに残します。

完璧にやりたい方は、ネィティブに添削してもらい、例文を読み上げて録音していただければ、リスニングの教材にもなります。

行きの飛行機などで、作成した想定問題集を確認しながら、英語をインプットしていきます。

この学習を始めたきっかけ

この学習を始めたきっかけは、通訳の養成学校に通った時に、プロの通訳でも想定問題集や通訳する話題に合わせて単語集を作成すると聞いたことです。僕が習った先生はGroceryと呼んでいました。

この学習方法は普段の英会話のインプットでも使えますので是非トライしてみてください。英会話カフェなどに行く時も無目的に行くのではなく話題にするトピックを決めて、それに関連した単語集や例文集を作っていくと学習効果が高まります。

帰国子女や英語圏で教育を受けた方や親が英語を喋る環境でバイリンガルに育った方以外は、英語を英語で考えて喋ることはかなりの達人でも難しいと思います。僕の場合は日本語をあらかじめ脳内にインプットされて英語に変換しながら英語を喋っています。

How are you? とか What do you do?とかの頻繁に聞かれる質問などは、質問と回答がセットで頭にインプットされていますが、それ以外は日本語を英語に変換しています。

教材を作るのが面倒だったりする場合には、日本語→英語に特化した、英単語ピーナッツという単語集がありまして、このシリーズは英会話という観点からは非常に学習効率は高いです。僕はPDF化して、音源をスマホに入れて隙間時間に聞くようにしています。

金・銀・銅の3種類ありますので一番優しいから始めました。

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