このマニュアルをここまで、読んでいただいて、気がついた方が多いと思うのですが、TOEIC試験で問われていることは、「聞いて理解する・読んで理解する・文法の知識を問う・単語の意味を問う」の4つだけです。本当に、これだけしか出題されません。

「聞いて理解する・読んで理解する・文法の知識を問う・単語の意味を問う」の4つ、つまり「リスニング・リーディング・文法・語彙」といった英語力があれば、TOEIC730点は達成することが可能です。(実際には、確実に点数をとるために、問題集でさらなる実力を養成する必要があります。)

多くの方が、いきなり、問題集で勉強を始めるのですが、これが失敗の始まりです。

「リスニング・リーディング・文法・語彙」の重要性を理解しないで、そこのステップを抜いて、いきなり問題集で学習するので点数がアップしないのです。

TOEICで、何を問われているかがわかったら、「リスニング・リーディング・文法・語彙」といった英語力を具体的にどうやって築くのかを考えるのかが次のステップです。TOEICが、どんな試験で、どのような英語力を試す試験なのかを理解することは学習を始めるうえで非常に重要です。TOEICの出題形式や試験のレベルなどを知らずに、試験を受けても十分な成果は出にくいものです。

TOEICでは、質問がすべて英語で聞かれ、問題文には日本語の表示がありません。それを知らずに受験すると、試験では驚きのあまり、焦ってしまい、手も足も出ないものです。そんな経験をお持ちの方も多いはずです。このマニュアルで、出題形式や試験のレベルなどの必要な情報は、しっかりと説明していますので、あなた自身は、TOEICについての情報を収集をする必要はありません。あなたはこのマニュアルを読んで理解するだけです。

本屋さんでは、TOEIC対策の問題集がたくさん売られています。それらの多くは、TOEICの得点を取るための、いわゆる「テクニック本」といわれるものです。たぶん、あなたも何冊か買ったことがあると思います。

実は、「テクニック本」と呼ばれるTOEIC対策の問題集だけでは、TOEICの点数はなかなかアップしません。 それは、書籍の多くは、TOEICで問われる最も重要な実力である、リスニング・文法・リーディング・語彙等の英語の基礎的なチカラを考えずに、解法のテクニックだけをまとめているからです。

特に、リスニング力がないままにTOEIC対策の問題集を始めても、ほとんどの方が、リスニング問題でつまづきます。問題文の英語のスピードが速すぎて、リスニング(=聞き取り)が出来ないのです。

リスニング力が無い状態で問題集をやっても、問題文が聞き取れないために、正解を出すことができません。そうして、わからないままに、諦めてしまう方が多いのです。

TOEIC対策では、まずは、リスニングの実力をつけることが、最優先課題です。リスニング問題は、全配点の50パーセントと非常に大きなウエイトです。文法・語彙・リーディングとは異なり、多くの方が手をつけていない苦手な分野であるリスニングの実力をつければ、TOEICでは大幅な得点アップが望めます。

リスニング対策をおろそかにして、TOEIC解法のテクニックだけに力を入れても、TOEICの点数は上がりません。

たとえば、TOEICのリスニング問題で点数を取るために、「先読み」(=問題文が読まれる前に、選択肢を確認すること)という、テクニックがあります。

リスニングの問題で、いくら、「先読み」しても、問題文が聞き取れなければ、全く、点数アップにはつながりません。何を喋っているのか、理解できないのですから、設問に答えようがありません。当たり前のことです。

リーディング問題でも、英語の基礎的なチカラの重要性は同じです。テクニックだけでは、解答できません。TOEIC解法のテクニックを知っていても、単語を知らなければ、問題文を理解できません。問題文が理解できなければ、点数は取れないのです。

文法がわからなければ、パート5とパート6の品詞(=形容詞・名詞・副詞など)の問題が解けません。問題集で、間違えた問題の解説を読もうとしても、説明には文法用語が使われています。そのため、文法の基礎がわからなければ、問題集の解答すら理解できないのです。

TOEICの試験では、リスニング・文法・語彙(=単語)・リーディングといった英語の基礎的なチカラがなければ、解答することができないのです。当然、そのような実力がなければ730点を取ることはできません。

このマニュアルでは、まず、一冊のテキスト(以下、「テキスト」とは、英語学習の参考書を指します。)でリスニング学習を繰り返すことにより、英語の基礎的なチカラである、リスニング・文法・語彙・リーディングを強化します。

リスニング・文法・語彙・リーディングの基礎をマスターしたあとは、問題演習を通じて、リーディングのチカラをさらに育てながら、TOEICで点数が取れる実力をつけます。

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