まずは、英語のリスニングのしくみについて、書きます。

実は、リスニングをマスターすれば、語彙やリーディングの力が自然につきます。コレ、なかなか信じてくれないんですけど、本当のことなんです。そのために、まずリスニングに手をつけます。

英語のリスニングは、耳で音を聞きながら、頭の中で、音を英語の文章に復元し、意味を日本語で考え、その文章を日本語に変換する作業です。

「アイラブユー」という音が聞こえて、日本語で理解できるまでのステップを書いてみます。

ai lav ju(発音記号だと思って下さい)という音が聞こえる

音を頭の中で、I love you.という文章に復元する

意味を日本語で考える

「私はあなたが好きだ」という日本語に変換する

リーディングは、頭の中で、目で見た文字を英語の文章に復元し、意味を日本語で考え、その文章を日本語に変換する作業です。

I love you.という文章を見て、日本語で理解できるまでのステップを書いてみます。

I love you.という文章を見る。

頭の中で、I love you.という文章に復元する

意味を日本語で考える

「私はあなたが好きだ」という日本語に変換する。

リーディングとリスニングは、目から情報を入れるか、耳から情報を入れるか、という情報の入手場所は違いますが、理解する過程は同じことなんです。

つまり、最終的には、日本語の「私はあなたが好きだ」という文章を思い浮かべます。耳で聞いた音を頭の中で文章に復元することがリスニングです。つまり、聞くことができれば、読むことができるのです。(実際には、スペルをマスターしていることが、前提になります。)

適切な例では無いかもしれませんが、健常者の方で、耳で聞いて理解できるけれど、字が読めない方(=文盲)はいますが、字が読めるけれど、耳で聞いて理解できない方はいないそうです。たぶん、赤ちゃんが言葉を耳から覚えることに理由があるのかもしれません。

日本人は英語のリスニングが苦手な方多いです。特に、TOEICの試験レベルのスピードは、早すぎて聞き取れないという声を良く聞きます。聞けない原因は、とってもシンプルです。原因さえわかれば、簡単にどうすれば、リスニングが出来るようになるかもわかります。

あなたがリスニングが苦手なのは、TOEICの問題レベルの英語の早さに慣れていないここと、単語の正しい発音を聞けないので、聞き取れないのです。

かりに、英単語を目で見て(=つまり、読んで)意味がわかっても、耳で聞いて(=リスニングをして)聞き取れなければ、英語が理解できないんです。 TOEICでは、点数が取れないということ。リスニングが出来ないのは、たった、それだけの理由です。本当に単純なんです。

これから、お話しする勉強法でリスニングを学べば、早さと発音になれていき、同時に語彙の実力も自然とアップしますので、TOEICのリスニングは問題なく聞けるようになります。

具体的な学習方法をお話しする前に、多くの日本人がTOEICの問題レベルの英語の早さと発音に慣れていない理由を教えますね。びっくりするような、データが出てきますが、驚かないで下さい。

実は、英語があまり得意ではない公立中学・高校の英語の教師が、信じられない位多いんです。はっきり言って、英語教師のレベルが低すぎるのです。

学校では、日本語アクセントのゆっくりとしたスピードで、教科書を読んで英語の授業をしているわけですから、TOEICのリスニング問題にはついて行けないんです。これ、当然です。いくら、学校の教師の英語を聞いてもリスニングは上達しないのです。

中学校や高等学校で、年間、900時間程度の英語の授業があるそうです。この時間に、予習と復習を加えると、かなりの時間を英語に費やしてきたことになります。ここで、しっかりと、リスニングをマスターすれば英語が苦手な方が少なくなります。時間が有効に使えなくて、本当に残念です。

公立学校の教員の英語の実力に関する、衝撃的な事実をお教えします。少し古い調査ですが、平成18年度中学の英語教員の外部英語試験(英検・TOEFL・TOEIC)の結果が、公式データとして、文部科学省から、公表されています。

英検準1級・TOEFL550点・TOEIC730点レベルに達する教員は24.8%

結調査対象の英語教員(22,862人)のなかで、外部英語試験を受験したことがある教員は61.7パーセント(14,125人)

英語試験を受験したことがある教員(14,125人)のなかで、英検準1級合格者・TOEFL550点以上・TOEIC730点以上のレベルの方は、40.2パーセント(5,674人)だそうです。英検準1級・TOEFL550点・TOEIC730点レベルの英語力をクリアーできているのは、たった、40.2%の英語教員だけです。

外部試験を受験していない教員を含めると、わずか24.8パーセントの教員しか英検準1級・TOEFL550点・TOEIC730点レベルに達していないわけです。恐ろしい結果ですね。英語の指導者としては、少し英語の能力が低すぎると感じる方が多いと思います。
(文部科学省のHP http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/03/07030811/005.htm )

海外で、日本語があまり出来ない日本語教師が日本語を教えている姿を想像してください。このデータから判断する限り公立学校の英語教師の多くはこのレベルです。公立学校の教師のレベルを批判しても、あなたの英語力はアップしません。批判したり、悪口を言うつもりも、ありません。事実をデータに基づいて、説明しているだけです。

今まで、英語が出来ないと思っていたのは、「英語があんまり得意ではないセンセイに習ってたからなんだから、楽しく勉強できるわけないじゃん」くらいに思うと、リラックスして勉強することが出来ます。

→ リスニング学習のゴールについてTOEICのスピードを検証しまとめてみた

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