英語学習ではテキストが一冊で十分な理由

英語の教材は大手の出版社から出版されているCD付きのテキストであれば、基本的には何を使ってもOKです。このマニュアルでは、「ALL IN ONE」を推奨していますが、すでにお持ちのテキストがあれば、それを使っていただいても大丈夫です。

重要なことは、どのテキストを使うかではなく、何回そのテキストを繰り返すかなのです。そうは言っても、負担が軽くて、使いやすいテキストの方が学習効率が上がるのは事実です。

ALL IN ONE」以外のテキストを使い方のために、いまお持ちのテキストを使っても大丈夫であるかを確認できるように、テキストの選び方を説明します。

TOEIC対策問題集よりは、文法をしっかりと説明した参考書で、CD音声の例文付きのテキストを使うことをおすすめします。

テキストを選ぶ際には以下の(1)から(3)の3点を考えて選びます。

(1)文法・語法の解説がわかりやすいこと
(2)例文を収録した音声CDがあり、ナチュラルスピードで録音されていること。(1分間あたり140語以上)
(3)問題集の場合には、解説が詳しく書かれていること。

書店で購入される場合には、なるべく大きな書店で実際に現物を確認しいちばんわかりやすいテキストを選びます。音声CD等については、購入前に現物を確認することが出来ないので、アマゾン・楽天ブックスなどのネット書店で購入者の評価を確認するとよいです。

余談ですが、アマゾンの評価は購入者以外にも評価することが出来ます。また、IDを複数とることにより、一人の方が複数の評価をつけることも出来ます。楽天ブックスは、購入者が一回だけ、自分が購入した書籍だけを評価することが出来ます。 アマゾンでは、すべての評価が「最高点」というものもありますが、やらせの場合もありますので、適当に評価がばらけている方が信頼性は高いかもしれません。

このマニュアルを作るに当たって、最強のTOEIC参考書を探すために、厳選に厳選を重ねて、以下の5冊の英語の参考書を購入しました

■ DUO 3.0(CD別売り)
ダイアローグリスニング
ダイアローグ英文法

購入に当たっては、先ほどの条件を満たすもので、比較的大きな書店であれば、どこでも買えるものを中心に選びました。

単語をメインに解説した「DUO」、文法の解説が詳しい「ダイアローグ英文法」、 「ALL IN ONE」、日常会話にポイントをおいた「ダイアローグリスニング」のどれもが、すばらしい教材です。

現段階では、テキストのCDをすべて聞いたわけではないのですが、どの教材を使っても、一冊を完璧にマスターすれば、十分にTOEIC730点は、ゲットできると思います。

多くの方が、たくさんの時間を、たくさんの教材に使っています。このマニュアルでのモットーは、まず一冊を完璧にすることです。「ALL IN ONE」を、このマニュアルでの一冊のテキストに以下の理由で推薦します。

■リスニング教材がナチュラルスピード
■文法・語法解説が詳しく、TOEIC730点レベルまで、対応
■語彙はやや不足であるが、問題集で補強可能
■音声教材の収録時間が約70分と手頃である(1ヶ月に30回以上聞けます)
■解説がわかりやすく、リスニング・語彙・文法が、1冊で完結可能

英語の学習では、文章を耳で覚えることが一番大切です。これは、すべての語学に共通することです。勝手に自分で、ローマ字通り読んでも、聞き取れないないことが多いです。

たとえば、「マグドナルド」という音が正しい英語だと勝手に思い込んだとします。アメリカ人は、ハンバーガー屋さんのマクドナルドは、「マグダーナルズ」と発音します。(そんなことはありえませんが)TOEICのリスニング問題で、「マグダーナルズ」という単語がキーワードだったとしても、「マグドナルド」と覚えている人は、「ハンバーガー屋さんのマクドナルド」には聞こえないのです。

余談ですが、日本マクドナルド創業者の藤田田氏によれば、マクドナルドを日本の名前にしたのはマーケティング上の理由だそうです。

「日本語というのは、三音か五音か七音で成立している。三音か五音か七音で音が切れないマグダーナルズでは、日本人には受けない。日本で事業をしたいのなら、三音で切れるマクド・ナルドにすべきだ」という理由で、マクドナルドになりました。
(「Den Fujitaの商法」、日本マクドナルド社長(当時)藤田田、48ページ)

カタカナで間違えた発音を覚えるのではなく、正しい発音を耳で聞こえるようにします。TOEICの場合には、あなたの英語の発音を試されることはありませんが、正しい発音を知らなくてはリスニング問題を聞き取ることができません。

ぼくの経験では、発音はあまり上手ではなくても、ビジネスでの英会話には不自由しませんので、発音に神経質になる必要はありません。

耳から言葉を理解することの大切さは、赤ちゃんが言葉をマスターする過程を想像すれば理解できます。親が赤ちゃんに話しかける、赤ちゃんはパパ・ママとか言った、かんたんな単語を耳から覚えます。

少し成長すると、文章で覚えることができるようになります。大人の場合には、読む・聴く・声に出す、すべてを使って、例文を理解して、覚えることが出来るので、まずは耳から、段々とそのすべてを使って覚えるようにします。

このマニュアルで推奨する「ALL IN ONE」と言うテキストは、894の例文を覚えることにより、基本単語、基本熟語、文法・語法が自然とマスターできるように構成されているのです。英文法・英作文・英文解釈・リスニングを、ばらばらに勉強したらいくら時間があっても足りないですよね。

それぞれに、テキストを1冊買うだけで、テキストだけでも、4冊になってしまいます。学習時間が同じであれば、単純に考えただけでも、それぞれのテキストに集中できる時間が、4分の1に減ってしまします。

どのような学習であれ、繰り返すことが、記憶を定着させる、一番、簡単で確実な方法です。テキストが一冊であれば、学習する方の、精神的な、時間的な負担も大幅に軽減されます。単語だけ、独立して、単語集とかで、暗記してもつらいだけなのは、あなたも知ってますよね。

とにかく、「耳で聞いて、目で見ることを、繰り返すことが、記憶を定着させるベストな方法」だと言う証拠をお見せします。日本全国、誰でも知っている有名な、テレビコマーシャルのフレーズがあります。

不思議なもので、10年経っても、20年過ぎても、忘れないんです。ここ何年かは、僕は、テレビをほとんど見ないので、昔のコマーシャルしかわからないのですが、テレビコマーシャルのフレーズはなぜだか簡単に覚えてしまいますよね。

本当は、テレビを使ってあなたの頭にインプットするように、「覚えさせられているのです」(はっきり言って、これは洗脳です。)

こんな感じで、、知らず知らずのうちに、頭に記憶させられてしまうのです。 

  サッポロ一番○○→味噌ラーメン

  カレーにしてーね母さん○○→ハウスバーモントカレー

  やめられない、とまらない、○○→カルビーかっぱエビせん

特に覚えようとしたり、特別な努力をしていませんよね。これは、繰り返し、繰り返し、テレビの音と映像で、自然に覚えてしまうのです。だから、シンプルに、耳と目で繰り返すことが、いちばん簡単な記憶の方法なんです。コマーシャルとコマーシャルの間隔が、だいたい20分くらいになっているのも、最も効果的にメッセージをインプットできる時間の間隔だそうです。

民間放送のテレビは、スポンサーからの広告収入で利益を維持してしているので、効果的なコマーシャルを流すのは、当然と言えば当然のことです。

繰り返すことが、記憶の定着という点でとっても効果的なことが、これで理解できたと思います。テレビの場合には、音楽・映像等を使って効果的にあなたを洗脳しているのです。働いていたり、学生をやっていたり、英語の勉強に使える時間は限られています。だからこそ、一冊のテキストを繰り返して、徹底的に繰り返すのです。自分の頭を洗脳しちゃうんです。

僕はかつてフィリピンに、2年間、駐在していました。フィリピン人は、ほぼ100パーセントの方が母国語のタガログ語など以外に英語ができます。ホームレスでも、子供でも、英語で道を聞けば誰でも英語で答えることができます。

色々なフィリピン人に、どうやって、覚えたかを聞いてみて、結構、多かったのは、「小さい頃から、英語の聖書を読んでいる。」、「学校で英語で教育を受けた。」という回答でした。

フィリピン人のバイリンガル化にも見られるように、聖書を読んだり、学校で聞いたりするといった習慣化が記憶の定着に役立つということがわかります。

あなたも、一冊テキストを、何度も何度も繰り返して、習慣にすることで必ず英語の基礎力をつけることができます。

→ リスニングだけで爆発的に語彙(ボキャブラリー)やディング力を増やす方法

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