国際線エコノミーのおすすめの座席の予約方法

搭乗する飛行機の機材・機種を調べる

エコノミークラスやLCCで快適な座席を選ぶテクニックをまとめてみました。

飛行機に乗るたびに、エコノミークラスの最前列(Bulkhead)や非常口前の座席(Extra Legroom)を見て、足元が広く、快適な席で羨ましいなと感じたことはありませんか?

この記事に書かれた方法を使えば、どの座席が快適かわかるようになります。

まずは、どのような座席を選ぶかから考えてみましょう。

おすすめの座席

航空機の座席はとても大切です。長時間のフライトであれば良い座席を確保することで到着後の疲労度が違います。

僕は真ん中の列の通路側の席が好きです。(最前列や非常口前の座席を除きます。)

マニラ、台北、グアム北京などの3時間程度の飛行時間の場合、窓側の席でも特に問題は無いと思います。窓側に座れば窓からの景色を楽しむことが出来ます。反面、トイレなどで座席を立つときに隣の席の方に断らなければなりません。これはかなりプレッシャーになります。

飛行時間が長くなる場合は、通路側の席がおすすめです。トイレやエコノミークラス症候群防止のための運動をする際に席を立つときに窓際の席・真ん中の席であれば隣の方に断らなければなりません。これはけっこう精神的な負担になります。
飛行機の座席の配列が、3-3-3または3-4-3となっている場合がエコノミークラスでは多いのですが、おすすめは真ん中の列の通路側です。席を立つのが簡単です。

公式ホームページで調べる

まず、自分が搭乗する飛行機の機材・機種調べます。ボーイング787とかエアバスのA320とかです。航空券を予約する前に、航空会社の公式ホームページの予約画面で機材・機種を調べることが出来ます。今回はANAで987便で確認します。

06:15発のANA987便では、ボーイング738(737-800)を使っています。赤丸をクリックするとシートマップが出てきます。

出てきたシートマップで、席を確認します。

国内線・国際線問わず、前席との余裕がある席は、最前列、非常口の近く、客室乗務員の座席の前です。

このシートッマップからは、13列目はリクライニングしないので、14列目、15列目が良いのかなと思ってしまいます。5列目に関してはよくわかりません。

これだけでは納得できないので、座席の情報に特化したSeatGruで調べます。

SeatGruで調べる

次に、TripAdvisorの関連サイトでSeatGruがあります。SeatGruでは航空機の座席の情報を航空会社、路線などにより調べることができます。

SeatGru公式ホームページにアクセスし、航空会社名を英語で、便名ANA987から会社名を除き987と入力します。
SeatGru公式ホームページ https://www.seatguru.com/

FIND SEAT MAPをクリックし、出てきた結果のView mapをクリックします。

ANAの公式ホームページよりも詳しい情報です。

各座席に色が付いています。

緑色→Good seat(良い座席)

15H→シートピッチは広い(extra legroom)、前の席がリクライニングしない(in front does not recline)ただし、肘掛けが動かなく(armrests immovable)、足元の収納が使用不可(no floor storage)

黄色→Be Aware- See Comments(注意 コメント参照)

13K→ リクライニングが限られている(limited)かリクライニング(no recline)なし

赤色→Bad seat(ダメ座席)

31H→ リクライニングが限られている(may have limited decline)、トイレとギャレー(lavatory and galley)の近くで騒がしい、最後に降りなくてはならない(last passengers)

緑・黄→Mixed Review(レビューが分かれている席)

14K→シートピッチは広い(extra legroom)けど、リクライニングしない(does not recline)

Seatgruの凡例

Google Flightで確認

航空会社からのホームページで、機種・機体が探せない時には、Google Flightで確認します。
Google Flight

ボーイング737までは出てきます。シートピッチ(シート間隔)までわかるので便利です。

エコノミークラスで最高の座席

通路側・窓側、2-3-3の配列までは航空機の座席を選ぶ際に考えている方が多いのですが、航空会社によっては、客室乗務員前のエクストラ・レッグルームシート、前面が壁で前の座席にリクライニングされず足元の広いバルクヘッドという座席もあります。

エクストラ・レッグルームシートバルクヘッドは航空会社によって、
1)有料で事前に指定することができる
2)無料でチェックインカウンターで予約できる
3)プレミア会員に解放している
の3種類に分かれています。

エクストラ・レッグルームシート

カタール航空エコノミークラス

タイ国際航空エコノミークラス

バルクヘッド

カタール航空エコノミークラス

香港エクスプレス(LCC)

➡️バルクヘッド・エクストラ・レッグルームシートを予約する方法

エコノミークラスで最高の座席を予約する

最高の座席

エコノミークラスでおすすめの座席はバルクヘッド非常口前の座席(エクストラレッグルーム)です。

1)バルクヘッド(Bulkhead)と呼ばれる最前列、前席がなく壁になっている座席です。

飛行機の機種によって多少の差はありますが足元がかなり広くなってます。離発着時には荷物を前席のシートの下に置けないために、棚に置く必要があるというデメリットが気にならなければかなり快適な座席です。

また、バシネット(bassinet)と呼ばれる赤ちゃん用のベッドが使えるバルクヘッドでは赤ちゃんをつれた搭乗者が来やすいです。僕は気になりませんが気になる方には避けるべき座席です。

カタール航空のバルクヘッドシート

2)非常口前の座席(エクストラレッグシート)も前にスペースがないのでおすすめです。

カタール航空のエクストラレッグルームシート

航空会社によっては、エクストラレッグルームシートやバルクヘッドの座席指定が有料です。有料でも、日本・欧州路線、日本・アメリカ路線などの長距離路線では、この2つの座席はお金を払う価値があります。ANAやJALでは事前にこの座席を指定することが難しいですから、有料でエクストラレッグルームシートやバルクヘッドの座席指定ができればプレミアム・エコノミークラスは不要かなと感じています。

もちろん、プレミアムエコノミーに比べて座席の幅は狭いですが、ヨーロッパ路線でも片道12,500円程度で確実に足元の広い座席を予約できるのはお得なのかなと感じます。

実際に、羽田・ドーハ線、ドーハ・キガリ(ルワンダ)という約20時間の路線をカタール航空・エコノミークラスで搭乗したことがあります。足元が広く快適なので12時間という長時間のフライトでもかなり楽でした。

座席指定のタイミング

座席指定のタイミングは航空会社によって異なります。航空業界では座席が予約可能な状態になることを座席の解放というらしいのですが、座席の解放のタイミングは3回あります。

1)予約時
2)オンラインチェックイン時
3)空港の搭乗カウンターで、

座席の指定ができることが多いです

予約時には空席があまりなくても、オンラインチェックインのときには、選択の幅が広がることが多いです。

オンラインチェックインが始まる搭乗時刻の48時間前(会社によっては24時間前)に座席が解放されますので座席を再指定します。

オンラインチェックインでも真ん中の座席しか取れなかった場合でも、空港のカウンターで搭乗手続きする時に、お願いすると希望の座席に変更できる可能があります。空港の搭乗カウンターのチェックインは出発予定時刻の3時間前です。一番乗りで3時間半前から並ぶようにしています。

座席指定が有料な航空会社

座席の指定料金が有料な航空会社であれば1路線あたり5,000円から15,000円程度の追加料金で非常口前の座席(エクストラレッグルームシート)を選ぶことが出来ます。当日空港カウンターで座席を指定する場合には無料でできる航空会社が多いようです。

非常口前の座席(エクストラレッグシート)座席の指定料金

LCCの多くは座席指定料金自体が有料です。

➡️香港エクスプレスの非常口前の座席(エクストラレッグシート)の料金

アリタリア航空 105ユーロ(12,600円)
https://www.alitalia.com/ja_jp/fly-alitalia/additional-services/extra-comfort-seats.html

スイス航空 45から125スイスフラン(5,000円から14,000円)
https://www.swiss.com/jp/ja/book/swiss-choice/advance-seat-reservation#

エールフランス 価格不明
https://www.airfrance.co.jp/JP/ja/common/resainfovol/services/siege_plus.htm

スカンジナビア航空 価格不明
https://www.flysas.com/jp-ja/travel-info/onboard/seats/

KLMオランダ航空 価格不明
https://www.klm.com/travel/jp_ja/prepare_for_travel/on_board/travel_classes/economy_class.htm#p1

英国航空(ブリテッシュエアウエイズ) 75米ドルから
https://www.britishairways.com/ja-jp/information/atom/seating/choosing-your-seat

ルフトハンザ航空 100ユーロ(12,000円)
➡️ルフトハンザ航空は支払い・購入前に空席状況がわかり、座席を予約できるので便利です。
https://www.lufthansa.com/jp/ja/seat-reservation-economy-class

LOTポーランド航空 65米ドル
https://www.lot.com/jp/ja/my-favourite-seat

エミレーツ航空 55米ドルから205米ドル
➡️エミレーツ航空は支払い・購入前に空席状況がわかり、座席を予約できるので便利です。
https://www.emirates.com/jp/japanese/book/about-booking-online/emirates-seat-selection/

エティハド航空 価格不明
https://www.etihad.com/ja-jp/fly-etihad/our-cabins/economy-class/choose-your-seat

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