英語学習

京都府の中学校の英語教員の約80%がTOEIC730点未満、最低点280点

日本で英語を普通に勉強してもなかなか喋るようにはなれません。最大の原因の一つが、公立学校の英語教員の英語力の低さです。

ネットニュースで、「都立高校の入試 英語スピーキング評価の試験導入へ」という記事を見て、いったい誰が英語スピーキング評価の採点ができるんだろうと、心の底から笑ってしまいました。

統計的なデータはありませんが、英語を使う職業人で、英語力が一番低いのが、「中学校の英語教員」だと思います。

文部科学省が設定した目標がTOEIC730点レベルなんだも。英語を普段使ってる方ならわかると思うけど、TOEIC730点って、人に英語を教えるレベルじゃないよ!

「都立高校の入試 英語スピーキング評価の試験導入へ」

東京都は都立高校入試の英語で、スピーキング=話す能力を評価する都独自の新たな試験を、早ければ再来年度に試験的に実施したうえで、本格的に導入していくことになりました。

14日に開かれた東京都教育委員会の定例会では、3年後の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、都立高校入試の英語でスピーキング=話す能力を評価するための方法について、都の検討結果が報告されました。

それによりますと、「読む・書く・聞く・話す」の4つの項目を総合的に育成する必要があるとして、20年前から導入しているリスニング試験に加え、スピーキングを評価する新たな試験を、早ければ再来年度に試験的に実施したうえで、本格的に導入していくとしています。

具体的には、英語検定など民間の検定を行う団体と連携しながらも、既存の検定はそのまま使わずに、学習指導要領に沿った都独自の試験内容にするほか、通常の試験と同じようにスピーキングの試験も1人につき1回受けることで受験機会の公平性を確保するとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171214/k10011258381000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001

興味がわきましたので、「公立中学の英語教員の英語力」を調べてみました。時間があれば、文部科学省、各自治体等の元データまで
探したかったのですが、そのにいたらなくとも新聞等のデータでかなり衝撃的な情報が見つかりました。

京都府の英語教員74名でTOEIC730以上がわずか16名、中には280点の教員も

毎日新聞からのデータです。

京都府内の公立中学校(京都市を除く)の英語科教員を対象に、府教委は英語能力テスト「TOEIC」の受験を支援している。2016年度に約750万円の予算を組み、セミナーの受講費や受験料も負担した。

一度で目標とする730点以上(英検準1級に相当)に達しなかった教員には2回目の「再試験」もあった。しかし、「合格」したのは対象者74人のうち16人。

9日に結果を発表した府教委は「先生たちには本気になってもらいたい」と不満を漏らすが、専門家や現場からは懐疑的な声も上がっている。

昨年6月のTOEICの試験では、4人が目標を達成。残る70人は、8~10月に民間業者による集中セミナーを3回受講するなどし、2回目のテストに臨んだ。

最終的に計16人が目標を達成し、最高点は885点だった。しかし、58人は730点未満で、最低点は280点だった。

58人には3回目の受験を課す。府教委学校教育課の立久井聡課長は「英語教員としての資質が問われかねない」と危機感をあらわにする。

一方、英語教育学専門の杉本義美・京都外国語大教授は「点数が高いから良い先生とは必ずしも言えない」と指摘する。

TOEICはリスニングと読解の力を知るには有効と評価しているが、会話力は測れない。「英語で授業を教えるには相当なスピーキングと指導力が必要で、授業研修に一層力を入れる必要がある」と説く。

出典 https://mainichi.jp/articles/20170211/k00/00e/040/270000c

毎日新聞での記事では、「TOEICはリスニングと読解の力を知るには有効と評価しているが、会話力は測れない。」と指摘する大学の教員もいるようですが、そもそも普通に英語勉強したら、TOEIC730点は超えるでしょう。

TOEIC280点の英語教員もいるようですが、適当に印をつけて、5者択一のテストですから、誰でも試験問題を見ないでも、リスニングを聞かなくても、点数が取れるレベルです。

以下の記事でも触れてますが、公立中学の英語教員のレベルはおぞましいレベルです。TOEIC730点も取れないような低レベルの英語教員を解雇すらできない日本の公務員制度って、おかしいですよ。

英語ができない英語教員は時間の猶予を与えて全員解雇すべきです。解雇したところで、英語教育そのものは変わらないけど、まずは、TOEIC730点も取れないような税金泥棒の膿を出して、算数とか、理科とか、そういった教科を英語で教えたら、生徒の英語力が少しは高まると思いますがね。

まあ、日本人の98%は英語力必要ないですから、学力が高い生徒だけ英語を学ばせるのも良いのかな。

TOEICと英語能力、目標の点数と何百人の日本人の英語を見て、わかったこと客観的に英語力を人に示すことは難しいです。特に就職活動等でたくさんの候補者の中から振るい落とされる類の試験では語学検定の結果は役に立ちま...
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