英語学習

TOEICと英語能力、目標の点数と何百人の日本人の英語を見て、わかったこと

客観的に英語力を人に示すことは難しいです。特に就職活動等でたくさんの候補者の中から振るい落とされる類の試験では語学検定の結果は役に立ちます。

まあ、アメリカの有名な大学で修士を持っているとかいう方には関係ないかもしれませんが、客観的な語学能力を示す手段としての、語学検定について少しまとめてみました。

JICAの語学判定

TOEICなどの英語検定を語学力の基準として採用している団体が多いです。英語と言って真っ先に思い出す業界が国際協力ですね。さっそく、JICAのホームページで調べてみました。

JICAがコンサルタントを設定する際の基準では、以下の6つの検定試験を語学の実力を判断する基準として採用しています。

あくまでも評価する際の拠り所となる語学検定のリストアップで採点基準等は記載されていませんが、英検であれば英検1級、TOEICであれば860点あたりが、最高に加点される評価だと思われます。

(1)TOEIC
(国際ビジネスコミュニケーション協会)
(2)TOEFL
(国際教育交換協議会)
(3)国連英検
(日本国際連合協会)
(4)実用英語技能検定(英検)
(日本英語検定協会)
(5)IELTS
(日本英語検定協会)
(6)通訳案内業(案内士)試験

実際に、JICAの求人サイトを見ても、英語の高いコミュニケーション能力の指標として、TOEIC730点という具体的な数字が記載されています。

高いコミュニケーション能力の指標

(1)TOEIC 730点以上
(2)TOEFL TOEFL550点(CBT213点、iBT79点)以上
(3)国連英検 英検準1級
(4)実用英語技能検定(英検) 国連英検B級
(5)IELTS 6.0以上
(6)通訳案内業(案内士)試験 記載なし

PARTNER_国際協力キャリア総合情報サイト

出典 JICAの求人サイトPARTNER
http://partner.jica.go.jp/RecruitSearchForPrsn

出典 コンサルタント等契約における語学評価について
http://www.jica.go.jp/announce/information/20131213.html

英語教員の語学判定

文部科学省が日本の英語教員に示した英語力の目標は英検準1級だそうです。JICAの基準でも、TOEIC 730点以上=英検準1級ですね。

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出典 2016年4月5日付け読売新聞国際版

オススメの語学試験

ダントツでTOEICです。

TOEICがオススメな理由

年間に5回程度受験のチャンスがある。
・年に1回とか2回とかよりもチャンスは高まりましよね。

合格不合格ではなく点数でスコアが来る。
・英検は合格不合格しかないです。1点足りなくても不合格です。TOEICの場合には5点刻みのスコアですから、仮に要求されている点数が730点でも、725点のスコアでリジェクトされはしないと思います。

受験者が多いので学校や参考書などの受験対策がやりやすい。
・これも重要です。ケンブリッジ英検とかどう対策したら良いかわかんないですよね。公式問題集とかもでてますからね!

目標とするTOEICは730

TOEIC 730点をとるのは難しいかもしれませんが、目標としては良いですね。

実際には、応募の条件としてTOEIC 600点を挙げている企業も多いので、TOEIC 600 → TOEIC 730 → TOEIC 860 と三段階に分けて、目標設定するのがオススメです。

TOEICの点数と英語力

今までたくさんの日本人と仕事をしてきました。

これは言えます! 英語ができる方はTOEICの点数が高い。でも、TOEICの点数が高くても英語ができない方もいる。

TOEICは英語力を計測する指標としては優秀だけど、試験対策で簡単に点数が取れやすいってことなのかな。

英語を使う仕事を目指す方は、TOEICの高い点数があって困ることはないですよ!

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