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2016年10月以降カトマンズでは計画停電がありません。
2015年10月から2016年3月まで
2015年9月から2016年3月まで、ネパール国内で、ガソリン、石油、LPGガス(調理用ガス)、ディーゼルの流通が完全に止まりました。
僕自身その間にガソリンスタンドで正規の価格(1リットル、約1ドル)でガソリンが買えたのは2回だけ。2016年11月くらいからは闇(ブラックマーケット)でインドからの密輸ガソリンが手に入るようになりました。
1リットルで6ドルから3ドルと高額でした。なんとかコネを使って、ガソリンの入手ができましたが、半年間経済的な混乱が続きました。
ネパールの経済は完全にインドに依存してますから、医薬品、小麦粉、バターなどの流通もストップし、理由はわかりませんが、僕の大好きな炭酸水もネパール産のブランドは手に入らなくなりました。
計画停電も最低毎日7時間電気が使えないという感じのひどい生活環境でした。実際には7時間停電してると言っても、朝7時から20時くらいまで、生活している時間帯では数時間電気が通じると言った感じです。
郵便局にEMSを取りに行っても、停電でパソコンが使えないから、目の前にある荷物が引き取れませんでした。レストランに行ってもガスがないのでメニューは間引きです。
暖かいバンコクでのたっぷりの湯船につかることが最大の娯楽でした。
関連情報リンク
wikipedia → 2015年ネパール・インド間国境封鎖
CNN → ネパール、インドとの国境が2カ月封鎖状態 医薬品や燃料欠乏
2016年3月から2016年10月まで
2016年3月下旬くらいから、ガソリンスタンドにガソリンが流通するようになりました。電気は相変わらず、週に70時間程度の計画停電です。
電気がないことが普通に感じるので驚きです。
冷蔵庫の冷凍室が機能しないことが不便でした!
2016年10月から2017年1月まで
この記事を書いている2017年1月の段階では、計画停電は完全なくなりました。ガソリンもLPGガス(調理用ガス)も普通に手に入ります。
このまま計画停電がなくなり、良い感じで世の中が動けば良いと感じています。インドとネパールは同じ宗教、同じカースト社会ですが、インドではIT産業で成功する方が多いと聞いています。(統計的根拠はありません!)
インド人に比べてネパール人は温厚で穏やかとは思いますが、電力事情が良くなって、少しでも貧困のスパイラルから抜け出せるきっかけとなれば、素晴らしいと思います。
2016年の危機的な状況でも、カトマンズで暴動が起きなかったので、ネパール人の忍耐強さはすごいですね!